初稿:2009-02-02
追記:2009-11-30
はじめに・・・
このページはおれんちさんから問い合わせがあったローラー台についての私見です。私が使ったことのあるローラー台は限られているので世間一般の噂も含めての情報となります。後から「話が違うやんけ!」などと言わないよ~にお願いします(^^;
ローラー台の種類


ローラー台には大きく分けて固定ローラーと3本ローラーの2種類があります。
固定ローラーは自転車の後輪の車軸を固定するスタンド型をしてるので自転車が倒れません。
3本ローラーは前に1本&後ろに2本の合計3本のローラーの上に自転車を普段走っている状態のままで乗せて回します。自転車は固定されておらず、ローラーの上で自由に動くのでうっかりするとローラーを踏み外して自転車ごと吹っ飛ぶことがあります。場合によっては自転車はバラバラ、人間は血みどろ、窓ガラスは飛び散り、家具は粉々・・・って、そこまで酷くはなくても流血沙汰は私もやりました。(ほとんど停まってる状態での立ち転けだったんですけどね)
固定ローラー


固定ローラーはその名の通りに自転車を固定して負荷ローラーを回します。車体を固定することで様々な長所や短所が生まれます。基本的には大きな負荷をかけられるのが一番大きな特徴で、使用する目的もそれに沿ったもの・・・つまり筋力的なトレーニングを最大の目的として使われることが多くなりますが、もちろん軽い負荷でのLSDも問題なくできます。
細分
同じ固定ローラーでも負荷のかけかたなどに細かい違いがあります。
- ローラーの回し方による違い
負荷を生み出すローラーを回す方法に2種類あります。
- タイヤドライブ
後タイヤをローラーに押し付けて回します。当然ながらタイヤが減ります。しかも、ローラー台では普通に道路を走るよりもタイヤの磨耗が早くなるので高級タイヤでローラー台に乗るのは勿体無いです。また、ブロックタイヤのMTBなどでローラー台に乗ると振動と騒音はかなり大きくなります。一般的にはこのタイプが主流ですのでわざわざ「タイヤドライブ」ということは殆どありません。
- リムドライブ
リムを横から挟んでローラーを回します。「タイヤが減らない」「タイヤの種類を問わない(ブロックタイヤでも騒音&振動は変わらない)」などの長所があるのでMTBで使われることが多いのですが、反面、ほとんど全ての重量が後輪車軸にかかる(タイヤドライブだとローラーがかなりの重量を受け止める)ので車軸(というよりスキューワ?)への負担が大きいという話もあります。
- 負荷装置の違い
ローラーが回ることによって負荷が生まれますが負荷を生み出す方法が何種類かあって、それぞれ長所&短所があります(とカタログには載ってます)。
- 摩擦を利用するもの
エアロバイク系には多いが、自転車を乗せるタイプでは無いかも。
- 磁石による磁力を利用するもの
負荷調整幅が大きいが実走感覚との違いが大きい。
- 流体の抵抗を利用するもの
負荷が調整できない(または調整範囲が狭い)が実走感覚に近い
- 磁石と流体の合わせ技
両者の長所を併せ持つ?(短所も?)
カタログの謳い文句にはいろいろ載ってるんで各自研究してみてください。ちなみに私の使ってる固定ローラーは流体負荷ですが、負荷調整できないので大負荷のメニュー(アウター&トップでゆっくり坂を登るSFR等)が実質不可能です。
長所
固定ローラーの長所としては以下のような点が挙げられます。
- 落車しない
車体が固定されているので転びようがありません。ローラーを回しながらネットサーフィンしようがTV観ようが読書しようがコーヒー飲もうが踊ろうが・・・何をやっても転ぶことがないので絶大な安心感があります。初めてローラー台に乗るならこの安心感は捨てがたいんじゃないでしょうか。ただ、以前使っていたミノウラの古い固定ローラーでは車体の固定が外れて転んだ経験が(何度か(^^;)あるので適時固定部分の確認は必要です。固定方法によっては意外と緩んでくるもんです。(現在使っているEliteでは締め付けのロック機能があるのでちゃんと使えば緩むことはありませんが)
- 大きな負荷をかけられる
車体を固定して後輪をローラーに押し付け、さらにそのローラーを回すために抵抗を加えることで大きな負荷をかけられますので軽負荷から高負荷まで様々なトレーニングに対応できます。
- ポジションのセッティングがやりやすい
前輪と後輪の高さをきちんと揃えて水平を出してから車体各部の寸法や角度を測ってポジション設定を確認&変更し、そのまま自転車に跨ってペダルを実際に踏んで感触を確かめ、またセッティングを確認&変更し・・・というのがとてもやりやすいです。3本ローラーだと乗り降りに少し手間がかかりますし、自転車が固定されてないので寸法や角度を測るのにいちいちスタンドに乗せたりせんとあかんので結構面倒です。特にクリートを付け直したりした時は最初の一発目でピッタリくることが少ないので固定ローラーのメリットが大きく、逆に3本ローラーだとクリートを調整のために緩めに固定してたりすると地獄を見ることになったりします。
短所
固定ローラーの短所は以下のような感じ
- 退屈
車体が固定されていて落車しないのはとても安心ですが、その反面、緊張感に欠けるというか・・・とても退屈です。特に軽負荷のLSDなどをやっているとうっかりすると(脚を回しながら)寝てしまいそうになります。私は読書したりポッドキャスト聞いたりDVD観たり、と時間のかかる(自分だけの趣味の)ことをしてることが多いですが、メニューが高負荷になるにつれてDVDを観たり本を読んだりと視覚的なものを楽しむ余裕がなくなる(ついついうつむいてしまう)ので、ポッドキャストなどを聴く方が主になります。一番しんどいインターバルトレーニング系をやってる時は心拍計とにらめっこして心拍数の変化と時間の経過を確認するだけが精一杯で退屈する暇がありません。
- 実走感に欠ける
負荷装置にもよりますが、負荷がかかった状態で脚を止めるとすぐにローラーが停まってしまうタイプでは、ペダルを一回転させる間に力を抜いた瞬間に回転がすぐに落ちてしまって回転むらをより増幅させる&速度を維持するために必要な労力が実走よりも大きくなるので実走との感触の違いが大きいという評価になります。流体負荷のものや磁力負荷でもローラーの慣性モーメントの大きなローラーを使っているものは実走感覚に近いという評価を得ています。
- ペダリングが汚くなる?
どんなペダリングをしても回るので無頓着に回す人はずっと無頓着なペダリングのままになる・・・ということなんでしょうね。ただ、ローラーの回転音のむらが無いようなペダリングを心がけることでそれなりに綺麗なペダリングになっていくようには思います。(音に注意するためにはDVD観たり音楽聴いてたりしちゃいかんわけですが)
また、ローラーに対して自重で負荷をかける(車体を固定してもローラーとタイヤは自由に離れる)タイプのものでは軽負荷高回転で回した時にペダリングが荒いと車体が前後に暴れるので、それを抑えるように意識することで綺麗なペダリングになる・・・かもしれません。
ただ、左右のペダリングバランスに関しては3本ローラーのようなペナルティ(バランスを崩すと落車)が無いのでその矯正には使えません。
- タイヤが減る
ローラーの曲率が大きい(直径が小さい)ほど、タイヤのトレッド面に対する負担が大きいのでタイヤの磨耗が激しくなります。タイヤにローラーを押し付けるタイプと自重で押し付けるタイプとどちらが負担が大きいのかは知りません。最近は「樹脂ローラーで発熱が小さくてタイヤの磨耗を減らした」という謳い文句のも多いですし、さらに「静かで減らない」という謳い文句のローラー専用タイヤもあります。使い古しのタイヤでも構わないのでローラー専用のタイヤ&ホイールのセットを用意した方が精神衛生上も良いと思います。(いちいちホイールを入れ替えるのは面倒かもしれませんが)
3本ローラー




3本ローラーは直径10cmくらいのローラーが後ろ2本、前に1本の合計3本がハシゴのようにフレームに取り付けられていて、前のローラーと後ろの前側のローラーがゴムベルトで連結されていて同時に回転するようになっています。使う時は後ろ2本の間に自転車の後輪を載せ、前のローラーの上(車軸がローラー軸より数cm後ろになる位置)に前輪を載せて漕ぎ始めると後輪→後ローラー(前側)→前ローラー→前輪と回転が伝わって前後の車輪が回転してジャイロ効果で倒れることなく、普通に自転車に乗っているのと同じ状態で走れるようになっています。
ただし、横幅には限界がある(30~45cm)のでその範囲を外れて大きく進路が左右にズレるとローラー台から落ちることになります。また、前後方向にも車体は自由に動くので重いギアで急激に踏み込んだりするとローラーの慣性モーメントのおかげで車体がローラーを乗り越えたりもします。どちらの場合でも気を抜くと落車&怪我の恐れがあります。(2009-02-09追記)
長所
3本ローラーの長所は以下のような感じになります。
- ペダリング・スキルが向上する(はず)
なによりも3本ローラーに乗る一番の目的はペダリング・スキルの向上という人が多いと思います。最初は乗る(回す)だけでも一苦労ですし、何とか乗れるようになっても気を抜くと左右に振られてローラーを踏み外して落車する恐れもありますし、うっかりブレーキをかけるとローラーの慣性で自転車ごと前に吹っ飛ばされて大惨事!になったりします。
ただ、3本ローラーを平然と回していられるようになれば「まっすぐ走る」ことができるようになったということですし、回しながら片手を離して水を飲んだり、汗を拭いたりすることができるようになれば左右のバランスは結構なレベルになったということですし、さらにジャージを脱いだり新聞を読んだりできるくらいになれば誰にも文句は言われないレベルでしょう。(今の私にはそこまではできませんが)
左右だけでなくペダリングの回転むらも乗っているだけで矯正されるのも大きな長所で、クランクが高回転になればなるほど回転むらが酷いとタイヤがローラーを乗り越えそうになるので、車体を前後に動かさないように綺麗なペダリングを意識するようになります。俗に言う「回すペダリング」というやつですね。ただ、私の場合は高回転(150rpm以上)になると「回す」よりも「一瞬だけペダルに力を加えて後は惰性で回る」的な感じの方が車体の揺れは小さくなります。(踏む方向などいろいろと試行錯誤しながら回してます)
- 緊張感があって楽しい
うっかり気を抜くと落車してしまうという緊張感もあって3本ローラーに乗るのは結構楽しいです。初めて乗れた時や片手を離せた時、ボトルから水を飲めた時の達成感!なんてのは固定ローラーでは味わえません。ま、そこに至るまで痛い思いをするかどうか、痛い思いをしても3本ローラーに乗り続けられるか・・・というところに大きなポイントがあるようにも思いますが。
短所
3本ローラーの短所は以下のような感じ。
- 落車する
緊張感があって楽しいという長所を裏返すとうっかり気を抜くと落車してしまうという短所になるわけです。そもそも最初は一人ではどうしても乗れないという人もいるようです。せっかく買ったのにうまく乗れない、乗ろうとしたら落車した、人間や自転車にダメージがあった・・・もうイヤだ!というパターンも見受けられます。
うっかり蛇行してしまった時に危ない!と思ってブレーキをかけたりするとローラーは回りり続けているのでその慣性によって自転車(と人間)が前方に吹っ飛ばされるのでブレーキは厳禁です。左右に踏み外すよりも勢いがあって大惨事に繋がることが多いようです。当然ながら停まろうとしてブレーキをかけるのも厳禁です。停まるときは脚を止めてビンディングを外し、ローラーが自然に停まるのを待って脚をつきます。うっかりビンディングを固定したままの方に倒れると悲惨なことになります。(私はビンディングを外すのを忘れて転倒したことがあります(^^;)
負荷装置付きの3本ローラーで負荷をかける場合、足を停めてからローラーが停止するまでの時間が短くなるのでローラー台から降りるのが難しくなるので注意が必要です。(リモートで負荷調整できないはずなので一度その負荷で回し始めたら降りるまでそのままです)
- 騒音&振動
やかましいのが3本ローラーの最大の欠点と言われています・・・が、これは住環境にもよりますし、静かなことで定評のある3本ローラーもあるので私は特に欠点とは思ってません。経年変化でローラーにガタが来てゴロゴロ鳴るのがやかましくて乗ってられなくなったことはあります。(小細工してかなり軽減されたので今はまた使い続けていますが)
- 大きな負荷はかけられない(常にある程度の速度で回し続けないといけない)
3本ローラーはその性質上、ある程度の速度でローラーを回さないと安定しない(だいたい20km/hを切ったあたりから不安定になり始める)ので、たとえ負荷装置が付いていてもあまり大きな負荷はかけられません。つまりSFRなどの低速で高負荷のトレーニングには向いてません。また、当然のことながら、スタンディング・ダッシュなどの停まった状態からフル加速するようなメニューも無理です。
大きな負荷はかけられないとは言ってもローラー軸のベアリングの回転抵抗やローラーとタイヤの間の接地抵抗などがある(ホイール回転によるスポークの空気抵抗も意外と馬鹿にならない)ので、負荷装置が無くても高速になればなるほどそれなりの負荷にはなります。エリート社のベロドロームの場合、50x13で90rpm(40km/hちょい)まで回すと250Wほどの負荷になるそうです。(2009-02-03追記)
- 場所を取る
普段は折り畳めるものが多いので仕舞い込むのに問題は少ないですが、広げるとかなりの面積が必要となります。フローリングの床の上で使う場合はマットも引くことになるでしょうから畳一枚でも足りないかも。固定ローラーでもローラー台自体は小さくても結局自転車を乗せた状態で必要な面積というのはそんなに違いがないように思いますが、3本ローラーの場合は落車の可能性が否定できないので、転倒した時に自分や自転車だけでなく家具などに被害を及ぼさないように、できればローラー台の周りにもある程度の空間が欲しいところです。左右どちらか片方を壁や大きな机など、いざという時に手を着いて支えられるようにする人が多いようです。初めてローラー台を導入する場合、慣れるまでは支えが無いとローラー台に乗ることすらできないかもしれません。バイクトライアルやってる人は壁で支えたりすることもなく一発!で乗れる人が多いようにも思いますが・・・私もいきなり乗れました。(大威張り!)
- タイヤが減る
ローラーの直径がかなり大きい(だいたい10cm以上)ので、タイヤの磨耗に関しては固定ローラーよりはかなりマシだと思いますが、3本ローラーでもローラー専用タイヤ(&ホイール)を用意できるならその方が精神衛生上も良いです。
ローラー台に乗る時に必要なもの
騒音&振動の対策
ローラー専用のマットってのがあって、それを敷いておくと騒音&振動は軽減される・・・という噂ですが、私は使ったことが無いのでその効果のほどはわかりません。うちの場合は広い土間の片隅にローラー台を設置するので置き場所に恵まれているというのが大きいとは思います。音が相当にやかましければ家族に対しても迷惑になるでしょうが、振動に関しては問題になりませんので。集合住宅の場合は家族よりも階下・階上の住人に対して迷惑がかかることが多いようなので相応の注意が必要でしょう。
暑さと汗の対策
LSDレベルの心拍数の低い強度でも15分ほど回していれば汗が滴り落ちます。テンポ走レベルになると床に水溜りができます。実走だと走行風で汗は乾いて気化熱で身体が冷えるのですが、ローラー台ではそうはいかないので汗だくになります。マットを敷いて床に汗が垂れないようにするとか、自転車に汗が垂れないような自転車用のエプロンみたいなのをつけるとか、ハンドル周りや首にタオルを巻いておくとか・・・いろいろ対策は必要です。
エアコン完備の部屋でローラーを回すという恵まれた環境の人は話が別ですが、そうでない場合、扇風機は必須です。気合いの入った人は工場用の大きな扇風機を使ったりもしています。当然その置き場所も必要なのでローラー台の設置にはさらに場所が必要となります。
退屈を紛らすもの
負荷が軽いLSDレベルでは固定ローラーの場合は読書したりしてます。あとはDVD鑑賞やポッドキャストなどを聴いたりします。負荷が高くなると「読む」「観る」余裕がなくなって「聴く」だけになりますが、一番負荷が高いインターバル・トレーニングなどでは、メニューをこなすだけで精一杯で退屈する暇がなくなります。
たまに読書をするでもTVを見るでも音楽を聴くでもなく、ボーッと考え事をしているのか何なのか、知らないうちに時間が経っていることがあったりもします。脳内エンドルフィンでも出てキモチヨクなってるのかもしれません。あれこれ考え事をしてる時も時間の経つのがかなり早く感じます。(「宝くじが当たったら、あれを買おうかこれを買おうか」とかね(^^;)
正しいポジション
ローラー台(特に3本ローラー)では姿勢の変化があまりないまま漕ぎ続けるので、ポジションが合ってないと身体の各部・・・特に股間(尿道あたり)とお尻に覿面にキます。実走では腰を浮かせたりダンシングしたりと股間やお尻の筋肉の負担をある程度和らげることができるので気がつきにくいお尻とサドルとの相性もローラー台で30分回せば一目瞭然。LSDレベルでしっかり座ったまま(途中でお尻を少しズラす程度で)1時間以上回しても後でお尻にダメージがこないようなサドルとポジションのセッティングが出来れば、実走でかなり長時間走ってもお尻が割れそうになることはなくなる・・・かもしれません。
心拍計
心拍計があれば、より効率的なトレーニングができる・・・はずです。特にトレーニングの初期段階では効果的な負荷というのが自分が思ってるよりも軽いことも多いので、無駄にしんどいことをして「しんどかったのに無駄な時間だった」ということが無いようにしたいところです。目的がメタボ脱出でも筋力アップでも、その目的に応じて一番効果的な運動量というのが心拍数を基準に表されていることが多いので、そういう教科書に沿ってトレーニングをするつもりなら心拍計があった方が良いです。
心拍計は高機能なものでなくても安物でも構いません。最大心拍数や平均心拍数を記録できればそれはそれで役に立つこともありますし、消費カロリーなんかを計算してくれると「今日はケーキ1つ食べられるぞ!」と励みにもなるかもしれませんし、本格的に心拍トレーニングをするなら心拍数の推移を記録して後からPCでグラフ表示したりできるととても楽しい・・・とは思いますが、基本的にはその瞬間の心拍数が分かるなら問題ありません。(2009-02-03追記)
忍耐力
心肺機能も脚力も強度的に問題ない負荷レベルだとしても、部屋の中で景色が何も変わらないまま長時間同じ運動を続けるのは精神的にかなり苦痛を感じます。それを楽しいと思えるような工夫(読書したりDVD観たり)はするのですが、やはり根底には「同じことを延々と続けられる精神力の強さ」みたいなのが必要になると思います。目的がなんであれ、モチベーションがつらさを上回らないと続かないので、「ローラー台に乗る目的」と「ローラー台に乗った成果」がはっきりとわかりやすい形で見えることがかなり重要だと思います。私の場合は「冬の間にもできるだけ脚力を維持する」のが大きな目的です・・・が、どうやら「脚力の降下速度を少しだけゆっくりにする」程度にしかなってないようです(;_;)
家族の優しさ
一人で黙々と1時間以上もゼェゼェハァハァすることを家族に理解してもらう必要があります。一人きりで遊ぶ(と他人には思えるでしょう)時間をどうやって作り出すかが一番難しいところですが、ローラー台の場合は外に出て行くわけではないので実走するより敷居が低いのが救いではあります。
固定ローラーと3本ローラーのどっちがいい?
最終的にはお互いに補完しあう関係のようにも思うので、予算と置き場所に問題がなければどちらもあった方が良いという答えになりますが・・・どちらか片方だけという場合は何のためにローラー台を使うのかという点をはっきりさせると、どんなローラー台を買えばいいのかがわかりやすくなります。
自転車のディスプレイ・スタンドにしたい
Tacx Satoriなどのカッチョイイ固定ローラーを選ぶ。
シェイプアップしたい
基本的には軽負荷で長時間クルクルとペダルを速めに回す運動になるのでどんなローラー台でも構わない。
天候に左右されずに自転車に乗りたい
「自転車を操る楽しみ」を少しでも味わいたいなら3本ローラー、ペダルを踏んでればいいというなら固定ローラー・・・かな?
心肺能力を向上させたい
基礎的な心肺機能を向上させたいのか、対乳酸性を向上させたいのか、VO2MAXを向上させたいのか・・・目的によってターゲット心拍数は60%~MAXまで変化するが、ローラー台の負荷自体はあまり高くならない領域(だと思う)なので、どんなローラー台でも構わない。(たぶん)
脚力(筋力)を向上させたい
軽負荷から高負荷まで様々なメニューに対応できる固定ローラー。(もしくは負荷装置を取り付けた3本ローラー)
ペダリング・スキル(バランスと回転力)を向上させたい
ちゃんと乗らないとしっぺ返しがくる3本ローラー
ローラー台あれこれ
お勧めというわけではなく、私が実際に使ったことのあるローラー台は限られているので、それ以外は世間で評判のものとか、私が欲しいものになります。写真やインプレなどのURLは見つけたらまた載せます。
固定ローラー
エリート社 クロノ・ワイヤレス
私が使ってるのはこのイタリアのエリート社が出している流体負荷の固定ローラー。負荷調節機能はないが、速度の上昇に応じて負荷が重くなっていくのは実走に近い感じ。自重式でローラーにタイヤを押し付けるので体重&車重で自動的に適切な負荷になる・・・らしい。立派なメーターがついていて、無線でローラーの回転数を伝送して速度や距離、斜度や負荷などを表示する。定価8万以上の新品がヤフオクで4万切ってたので思わず落札してしまった(^^;(現在は5万円台で売っている)
めっちゃ静かなのは何よりの美点。いちばんやかましいのはRD周りのチェーンやぷーリーの音。実走感もかなり高レベルで前に使ってたミノウラの古い磁力負荷のと比べると全くレベルが違う。負荷の調節機能が無い以外に特に不満は無い・・・が、今になっては別に無線でなくてもよかったなぁ、と思う。出力や速度などの表示がなくて困るかというとそんなに困らない。(あった方が楽しいのも事実だが)
実際、買ってから1年経つか経たないかで無線の受信部が壊れたが、あれこれの表示ができないだけで固定ローラーとしては問題なく動いてたのでそのまま使っていた。1年ぶりに修理する気になって修理に出したがカワシマ・サイクル・サプライ経由で近所の店から修理に出せたりしたので海外製品でもサポートに不安は無い。(ただ、海外価格と比べべるとあまりのボッタ(以下略))
http://ameblo.jp/cb-asahi/entry-10037087305.html
シロモトさんの固定ローラー
ローラー台のフレームを完全に固定せず、ある程度自由にふらふらと左右に揺れるようにしているのでダンシングが自然に出来るという固定ローラー。静かで負荷範囲も広いらしい。今、一番欲しいのはコレ。お値段はそれなりに高い。(4万円足らず)
http://www.shiromoto.info/jp/item3.html
ミノウラ GYRO-V270
ミノウラから発売されて間が無い新型固定ローラーだがとても評価が高い。お値段も高い(3万円強)。磁力負荷だがフライホイールがとても重くて(2.7kg相当だったかな?)実走感覚に近いという評判。負荷レベルもSFRまで対応できる重い負荷までかけられる。サイクルモードで乗ってみたが、確かに負荷が高くても足を止めた時の空走時間はとても長かった。国産なのでサポートは安心。
http://d.hatena.ne.jp/RoppongiExpress/20081218
http://blogs.yahoo.co.jp/ovestboss12/55826450.html
TACX SATORI
ツール・ド・フランスなど海外のレースでTTのスタート直前に選手が乗ってる固定ローラーはたいがいがコレ。かっちょ良い。めっちゃ高負荷まで対応してるらしい。
サイクルオプス フルード2
静かなこと、負荷範囲が広いことなどで評価が高い・・・だったかな?負荷装置に関してはサイクルオプスが何ぞの特許を持っているので負荷に関しては定評があるような話。
3本ローラー
ミノウラ社 アクションMagローラー
3本ローラーの定番と言えば定番。私が使ってる3本ローラーもこれ。そないにやかましくはないと思うが部屋の中ならやかましいのかも?負荷装置も着いている(が私は外している)。幅の広いタイプもあるし、ローラー直径が少し小さいのもあったはず。(3万円台)
エリート社 ベロドローム
樹脂ローラーのせいか(ミノウラはアルミ)、静かなことで評価が高い3本ローラー。ローラーの両端が盛り上がっていて落車しにくい・・・らしい。私も次に3本買うならこれかなぁ。ローラーが円筒じゃなくて糸巻状になってるTacxのも気になるけど。(2万円台)
http://9-26.way-nifty.com/livestrong/2006/11/3rollers.html
エリート社 V-ARION
上のベロドロームに負荷装置をつけた新型。これまた静かなようで評価が高い。次はこれ・・・かとも思ったが、固定ローラーと使い分けができるなら3本ローラーに負荷装置は要らないようにも思う。(4万円台)
http://d.hatena.ne.jp/kensuke_jp/20081023/p1
e-Motion
忘れちゃいけないe-Motion。自転車を振って普通にダンシングできる3本ローラー。サイクルモードで乗ってみたがとても楽しい。ほぼ実走と変わらない。負荷をかけて重いギアでダンシングして坂道を登るようなトレーニングもできる。ただし値段が15万円とめっちゃ高いのと、3本ローラーのくせに上で踊っても落車しないのでペダリングスキルの向上には繋がらないかもしれないのが欠点(?)。自分で3本ローラーを載せる台を作って自家製e-Motionを作っちゃおうかと思わないでもない(くらいに構造はかなりシンプル)。
http://www.insideride.com/index.php?option=com_content&task=view&id=66&Itemid=50
http://www.insideride.com/index.php?option=com_content&task=view&id=71&Itemid=50
エリート社が権利を買い取って、とてもカッチョ良く作り直して
発売されるらしい。わくわく。安けりゃいいんだけどな~
2009-09-08追記
番外編
シロモト・スーパー・バイク・トレーニング・マシン(エアロバイク)
サイクルモードで乗ってみましたが・・・エエです。エアロバイクなので実際に乗る自転車でセッティングなどをあれこれ確認しながら回すことは出来ませんが、マジメにトレーニングするという意味ではこの手のエアロバイク系は良いですね~。お値段も相当に「エエ値段」しちゃいますけど。TUNTURIが国内で買えなくなってるんで、買うならこれかなぁ。買えないけど。
http://www.shiromoto.info/jp/item2.html
ローラー台の購入について
近所にお付き合いの深い自転車屋さんがあればそこで買うのが安心・・・ですが、ミノウラはともかく、海外製品に関しては国内価格があまりにもボッタクリなので一度海外の値段を知ってしまうと国内で買う気がなくなるかもしれません。下にイギリスのTotalCycling
の例を挙げてみますが・・・特に固定ローラーの高級グレードは送料を入れてもかなりお安くなります。ただし、壊れた時の修理をどうするかという問題があるのでそれなりのリスクは覚悟する必要があります。
ついにWiggleでローラー台の日本向け販売が開始!
http://www.wiggle.co.uk/c/cycle/7/Trainers/
下記のTotalCyclingと違って送料無料になるので一番安くなるはず。
2009-11-30追記
3本ローラー(海外では単に'Roller')
http://www.totalcycling.com/index.php/product/parts_accessories/rollers/index.html
固定ローラー(海外では'Turbo Trainer')
http://www.totalcycling.com/index.php/product/parts_accessories/turbo_trainers/index.html